優秀に暮らしていこうとするよりも 君らしい不完全さを愛したい

以前行った、八坂神社。湿った空気。












土日、熊本のじいちゃんの見舞いに行ってきた。


今年86歳。今まで大きな病気をしたことのなかったじいちゃんが入院。
年が越せないだろうと言われているのでなるべく早く、と急いで航空券を手配した。




病室のじいちゃんは思っていた以上に元気そうで、私も姉も一安心。
ばあちゃんも病院通いにようやく慣れてきたようで、話に聞いていたより元気だった。

2日間だったが、ずっと病院にいるのも気づまりなので
熊本城行ったり街で買い物したりもした。




あっという間の2日間。


「またすぐ会いに来るから」と言って病室を後にしようとした時
寝ていたじいちゃんが起き上がって言った







「なんて言ったらいいかよくわからんけど…


……


幸せになって欲しいなぁ」









思いもよらなかった言葉にびっくりして、
うまく返事ができなくて
ばあちゃんと病院の玄関口で分かれた後、
タクシーの運転手に気づかれないように姉と二人声を押し殺して泣いた。




あの時はきちんと言えなかったけど。



じいちゃん、私は生れてから今まで、ずっと幸せだったよ。



今も、仕事もないし大切な人も見つかっていないけど、充分幸せだし、これからもっと幸せになるよ。



じいちゃんの孫に生まれて幸せだよ。



だから、何も心配いらないよ。



じいちゃん、大好き。